地味に毎日利用する場所！トイレのリノベーション事例

リノベーションをイメージするうえで真っ先に頭に浮かぶ場所が、リビングやキッチンなど。次いで、洗面所や浴室、子供部屋、玄関スペース等々…。寂しいことですが、トイレのリノベーションは、なかなか順番が回ってこないようです。

なるほど、確かにトイレは、玄関やリビングに比べると露出の少ない場所。しかしながらトイレは、家族すべてのメンバーが毎日一定時間は利用する大事な空間です。実用性だけではなく、快適さも追求したいところですね。

ここでは、トイレのリノベーション事例をいくつかご紹介。あわせて、トイレのリノベーションにかかる費用に関しても詳しく解説します。トイレを一新したいとお考えの方は、ぜひ具体的な参考にしてみてください。

トイレのリノベーション事例

キッチンや洗濯スペースを始めとした家事導線については、リノベーションにおける一定の定石があります。しかしながらトイレについては、ほとんど定石はありません。警戒心が抜ける完全プライベート空間だからこそ、自分で自由にイメージしてトイレのリノベーションを楽しみましょう。

以下、いくつかのトイレリノベーション事例をご紹介します。アナタのセンスにヒットする事例に出会えるでしょうか？

狭い空間がタンクレストイレでスッキリ

かなり狭いトイレですが、タンクレストイレにしただけで、どこか余裕のある空間にすら感じられます。正面の壁紙もオシャレで印象的。

サニタリールームとしてトイレも一室に集約

洗濯機、洗面所、トイレを一室にまとめたサニタリールームにリノベーション。昨今のリノベーション物件で、同様の施工例がよく見られるようになりました。

ドアの開閉スペースが不要な引き戸タイプのトイレ

一般的なトイレのドアは開閉タイプですが、こちらは引き戸タイプなので、開閉時のスペースが不要。その分、スペースを有効活用できます。

自分の趣味に囲まれたトイレ

トイレという個室空間を自分の趣味で埋め尽くしてしまう人もいるそう。こちらのトイレは、まるで漫画の図書館のようです。

床材に凝ったトイレリノベーション

壁や天井を白で埋め尽くしつつ、床材だけタイル調に仕上げたスマートな印象のトイレ。床だけ異なる印象にするトイレリノベーションは、近年人気上昇中です。

壁を青一色にしたペイントトイレ

壁を青一色にしただけで、落ち着いた雰囲気の空間に変化。トイレのペイントについては、多少失敗しても目立たないという理由からDIYも人気のようです。

トイレのリノベーションにおける費用について

トイレのリノベーションにおける費用の内訳、および、トイレリノベーションのタイプ別における費用相場について見てみましょう。

トイレリノベーションにおける費用の内訳

トイレリノベーションの費用の内訳は、大きく分けて次の3種類になります。

• トイレの本体価格
  「便座代」や「便座代＋便器代」など。タンク付きの便器よりもタンクレスの便器のほうが高額となります。
• 工事費用
  便座や便器の交換工事、および、床や壁などの張り替え工事にかかる費用。コンセントがないトイレの場合、便座の種類によっては電気工事費用が加算されることがあります。
• その他の材料費
  床や壁、壁紙、天井などの材料費。ドアやアクセサリーを変えたりする場合にも、別途で材料費が加算されます。

トイレリノベーションのタイプ別における費用相場

トイレリノベーションは、いくつかのタイプに分かれます。それぞれのタイプにおける費用相場を確認しておきましょう。

• 便座の交換
  便器をそのままに、便座のみ温水洗浄便座へ交換する場合、工事費込みで3～10万円ほどが相場となります。ただしトイレ内にコンセントがない場合、電気工事費用が加算されます。
• 便座と便器の交換
  便座を温水洗浄便座に交換し、かつ便器も新しいものに交換した場合、工事費込みで20万円前後が相場となります。床や壁の張り替えも加えれば、さらに費用が加算されます。
• タンク付きトイレからタンクレストイレへの交換
  タンク付きトイレからタンクレストイレに交換する場合、本体価格のみで20～40万円ほど。工事費を加えれば30～50万円ほどが相場となります。
• 和式トイレから洋式トイレへの交換
  和式トイレから洋式トイレにリノベーションする場合、50万円ほどが費用相場となります。やや高めの相場となる理由は、和式と洋式で床の形状が異なるから。床を解体してから作り直す必要があるため、材料費や人件費などが加算されて費用が高くなります。

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